いろいろなスライダーLoRAを試す
LoRAは、重み付けで効き具合(影響度)が変わります。大きさ、長さなど連続するものをLoRAの重み付けを使って画像を調整するものをスライダーと呼んでいるようです。
今回は、CivitAIにある「Slider」と名前のつくものを試しました。
比較のために
LoRAの重み付けで画像が変化するのを比較するために、元になる画像の設定データです。シード値も固定していますので画像の変化はLoRAによるものと考えられます。
- モデル: majicMixRealistic
- Sampling method: DPM ++ 2M SDE Karras
- Sampling steps: 20
- CFG scale: 7
- Seed: 1884344972
parameters masterpiece, best quality,ultra high res,(photo realistic:1.4), 1 woman, standing, upper body,
easynegative badhandv4 bad_prompt_version2-neg_2 negative_hand-neg
Zoom Slider
プロンプトで構図、カメラアングル、カメラポジションで対象の大きさをある程度はコントロールできます。Zoom Sliderを使うとLoRAの重み付けで対象との距離が変わります。
このLoraの重み付けは、-7.0〜7.0だそうですが、1〜3はスムーズにZoomしないで服が替わる引っかかる(hang)する部分があるそうです。
以下の画像は、-7.0〜7.0を1刻みで変化させています。
LoRAなしの画像と比較すると、-2以下だと構図自体が変わり3を超えた時点ズームインしていますが、ポーズや衣装が変わっています。
この画像でズームインするのであれば3〜5が良いのではないでしょうか?
元画と比較すると1以下にしてもズームアウトしていないようです。
以下の画像は、1〜3を0.5刻みで変化させています。LoRAページの詳細にあるように、ズームインしていないようです。
Hair Length Slider
プロンプトでは髪の長さは、Logn、medium、shortくらいです。これらにveryとか、cheek length(ほおくらい)などを追加します。
このLoRAを使うと、重み付けで髪の長さが変わります。
このLoraの重み付けは-8.0〜8.0(もっと)で、プラスになるほど長くなり、マイナス値が大きいほど短くなります。
以下の画像は、-8.0から1刻みでプラスしています(長くなります。)。
4辺りから男性化しているようで、5だと「おっさん臭」がしています。それ以上は完全におっさんです。
元の画像がアジア人ですのでマイナス値が大きいと、もはや別人です。
−2からは良い感じで、5になると小麦色を超えてしまいますが黒ギャルぐらいです。
LoRAの重み付けは、-3.0〜3.0で、プラスの方が豊満でマイナスになるほど痩せ細ります。
下の画像は、-3.0〜3.0までを1刻みで変化させました。
洋服が変化するのが難点なのです。プロンプトで洋服を指定するとどうなるのかは、ご自分でお試しください。
LoRAの重み付けは、詳細ページにありませんが、X/Y/Z Plotで-5.0〜5.0の画像があります。
以外ですが、プラスの方が小さくなり、マイナスになるほど巨乳化します。
下の画像は、-5.0〜5.0までを1刻みで変化させました。
割とスムーズに変化していると思います。
LoRAの重み付けは、-5.0〜5.0と詳細ページにあります。推奨は、−1〜4とのことです。
もちろん、プラスの方が老け顔になり、マイナスになるほど若返りします。
下の画像は、-5.0〜5.0までを1刻みで変化させました。ただ、ここからは顔を強調したいのでプロンプトに「close up」を追加しています。
下の画像からですと、-1〜3くらいが良いと思います。
下の画像は、-5.0〜5.0までを1刻みで変化させました。
この画像で使用しているモデルが女性を出しやすいモデルですので、他のモデルを使うと女性に変化する重みが変わるかも知れません。
下の画像からですと、-2では完全に女性化しています。
